不動産一括査定を実際にやってみた!電話・AI査定・査定額までを徹底レビュー

大阪府

「PR」先月、高齢の母が亡くなり、実家を相続することになりました。

私自身はすでに別の場所で暮らしているため、実家に住む予定はありません。

ただ、住まない家をそのまま持ち続けるのも簡単ではありません。建物は古くなっていきますし、管理の手間もかかります。

さらに調べてみると、管理が不十分な空き家は、市区町村から勧告を受けた場合に固定資産税の軽減措置が外れることもあると知りました。

「住まないなら、早めにどうするか決めないとまずいのかも……」
そう思い、そろそろ実家の売却について考えないといけないなと思うようになりました。

<空き家の固定資産税が高くなる理由>

住宅が建つ土地には「住宅用地特例」があり、固定資産税の課税標準額が6分の1まで軽減されています。管理が不十分な空き家として市区町村から勧告を受けると、この特例の対象外となり、課税標準額が本来の水準に戻るため、固定資産税の支払い額が増えます。

すべての空き家が自動的に対象になるわけではありません。詳しくは国土交通省の資料や「空き家の固定資産税はいつから6倍になる?」をご確認ください。

ただ、実家はかなり古く、場所もあまり便利とは言えません。

「そもそも売れるのかな?」
「売れないどころか、解体や処分にお金がかかるのでは……?」

そんな不安があり、正直ずっと見て見ぬふりをしていました。

さらに困ったのが、どこの不動産会社に相談すればいいのかわからないことです。

1社ずつ調べて問い合わせるのも大変そうだったので、まずは無料の不動産一括査定サイトを試してみることにしました!

無料の不動産一括査定サイトを使ってみた

今回利用したのは、GMO不動産査定です。

いくつか一括査定サイトを見ましたが、今回は運営会社の情報やサービス内容を確認したうえで使ってみることにしました。

GMO不動産査定

入力する内容は、主に以下のような基本情報です。

・物件の所在地
・売却希望時期
・査定理由
・築年数
・間取り
・建物の延床面積
・土地の面積
・氏名や連絡先など

実際にやってみるまでは、
「登記簿を見ないとわからない項目が多いのでは?」
「面積などを正確に入力できないと途中で止まるのでは?」
と思っていました。

でも、実際にはほとんどが選択式。
正確な数字がわからなくても進められる項目もありました。

GMO不動産査定

画面も順番にサクサク進んでいく形だったので、迷う場面はあまりありません。ここまでにかかった時間は数分ほど。

最後に査定を依頼する不動産会社を確認し、「無料で査定を依頼する」ボタンを押して申し込みは完了しました!

思っていたよりも簡単で、「え、もう終わり?」というくらい、入力自体はあまり負担に感じませんでした。

一番気になっていたのは営業電話

一括査定を利用する前に、一番不安だったのは営業電話です。

ネットで調べると、「何社からも電話がかかってくる」「しつこく営業される」「一括査定はやめておいた方がいい」といった口コミを見かけたからです。

申し込みが終わったあとも、「すぐに電話が鳴りっぱなしになったらどうしよう……」と少し身構えていました。

実際には、申し込み後に3社ほどから連絡がありました。

電話では、物件の内容や売却の希望について簡単に確認されました。
その際に、「今回は訪問ではなく、机上査定をお願いしたいです」と伝えると、特に強く訪問を勧められることもなく、そのまま対応してもらえました。

正直、もっとグイグイ来られるのかなと思っていたので、ここは少し拍子抜けしました。

もちろん、地域や不動産会社、担当者によって対応は違うと思います。
ただ、少なくとも私の場合は、想像していたほど電話の負担は大きくありませんでした。

AI査定が届いて相場感を知ることができた

申し込みが完了すると、まず受付完了のメールが届きました。

GMO不動産査定

最初のメールには査定金額が載っていなかったので、「あ、ここで金額がわかるわけではないんだ……」 と少し残念に思いました。

ところが、その後まもなくAI査定の結果も届きました!

GMO不動産査定

表示されていた査定価格は1,001万円。

GMO不動産査定

正直、思っていたより高かったので「え、本当にそんな金額になるの?」と半信半疑でした。

よく見ると、古い建物には価格がついておらず、土地を中心に算出された査定結果のようでした。

なるほど、建物は古いから評価されにくいけれど、土地には価格がつくのか……と、ここで少し実感が湧きました。

AI査定はあくまで参考価格で、実際の売却価格を保証するものではありません。
それでも、申し込み後すぐにおおよその価格帯を知ることができたのは安心材料になりました。

それまで私は、「売れるのかどうかもわからない」という状態だったので、まず相場感を持てたことは大きかったです。

実際に届いた査定書を見て感じたこと

その後、不動産会社から実際の査定書が届きました。

1社目の査定書は、連絡がついたその日のうちに届き査定額は800万円。

GMO不動産査定

AI査定よりは低い金額でしたが、AI査定で表示されていた価格帯の範囲内だったので、大きく外れている印象はありませんでした。

こちらの査定では、建物には価格がつかず、土地を中心とした評価になっていましたが、古い家なので、そのあたりは仕方ないのかな……と思いました。

その後、別の不動産会社からも査定書が届きました。

GMO不動産査定

こちらは建物にも価格がついていて、会社によって評価の考え方が違うことがわかりました。

2社の査定額の差は20万円ほどで、極端に大きな差はありませんでした。建物をどう見るか、土地をどう評価するかは会社によって違うようです。

もし1社だけに相談していたら、その査定額が高いのか安いのか、自分では判断できなかったと思います。

複数社の査定結果を見比べることで、「このくらいが今の相場なのかな」という感覚を持てたのは、一括査定を使ってよかった点でした。

なお、査定価格は物件の所在地・築年数・市況・不動産会社の査定方法などによって異なります。
今回の査定結果も一例であり、同じような結果になることを保証するものではありません。

不動産一括査定を使って感じたメリット

実際に利用してみて感じたメリットは、主に3つあります。

1つ目は、申し込みが簡単だったことです。

不動産会社を1社ずつ探して、それぞれに物件情報を伝えるのはかなり手間がかかります。

その点、一括査定であれば一度の入力で複数社に査定を依頼できるので、最初の一歩としては使いやすいと感じました。

2つ目は、複数社の査定額を比較できたことです。

不動産の価格は普段から見慣れているものではないので、1社だけの査定では、その金額が妥当なのか判断しにくいと思います。

今回は複数の査定結果を見比べることができたので、自分なりに相場感を持つことができました。

3つ目は、不動産会社ごとの対応の違いが見えたことです。

連絡の早さ、説明のわかりやすさ、査定書の内容などは会社によって少しずつ違いました。

金額だけでなく、対応も含めて比較できたのはよかったです。

利用前に心配していたデメリットは?

利用前は、営業電話が一番心配でした。

ただ、私の場合は、申し込み後に電話はあったものの、「机上査定を希望しています」と伝えると、その後は査定書を送ってもらう流れで進みました。

何度もしつこく電話がかかってくるようなことはありませんでした。

もちろん、これは私が利用したときの体験であり、すべての不動産会社が同じ対応をするとは限りません。

担当者や地域によって、連絡頻度や対応の仕方は変わると思います。

そのため、電話が不安な人は、最初の連絡時に、「まずは机上査定だけ希望しています」「訪問査定をお願いする場合はこちらから連絡します」と伝えておくと、やり取りしやすいと感じました。

実際に使ってみて感じた注意点

今回使ってみて感じた注意点もあります。

まず、不動産会社によって査定書が届くまでのスピードに差があることです。

私の場合は、申し込み当日に査定書を送ってくれた会社もあれば、数日かかった会社もありました。

不動産会社によっては、火曜日や水曜日を定休日にしているところもあります。

そのため、申し込む曜日やタイミングによっては、担当者からの連絡や査定書の到着まで少し時間がかかることもあるようです。

私は特に急いでいなかったので気になりませんでしたが、「できるだけ早く査定結果を知りたい」「相続や住み替えのスケジュールが決まっている」という人は、余裕を持って申し込んでおいた方が安心だと思います。

また、査定額の見方にも注意が必要だと感じました。

不動産会社によって査定額に差が出ることがあり、他の不動産会社と比べて明らかに高い査定額が出た場合は、その理由を確認した方がよさそうです。

不動産売却では、相場より高めの査定額を提示して媒介契約につなげるケースがあり、こうした査定は「釣り査定」や「高預かり」と呼ばれることがあります。

「釣り査定」は、売却を任せてもらうために、相場より高い査定額を提示することを指す言葉です。

「高預かり」は、売主が期待するような高めの価格でいったん物件を預かり、その後、売れない期間が続いてから値下げを提案していくようなケースで使われることがあります。

高い査定額が出ると嬉しくなりますが、査定額は「その金額で必ず売れる」という保証ではありません。

売り出したあとに思うように売れず、結果的に値下げが必要になることもあります。

今回のように、AI査定の価格帯や複数社の査定結果を見比べることで、「この金額だけ少し高すぎないか」「なぜこの査定額になったのか」を冷静に確認しやすくなると思いました。

不動産会社が査定額を提示するときは、周辺の取引事例や土地・建物の評価、販売戦略など、何らかの根拠があるはずです。

もし他社より大きく高い査定額が出た場合は、なぜその金額で売れると考えているのか、査定額の根拠を説明してもらうことが大切だと思います。

根拠があいまいなまま高い査定額だけを信じてしまうと、あとから期待とのズレが出てしまうかもしれません。

一括査定は、申し込みをしたらすぐにすべての結果が揃うサービスというより、複数の不動産会社の査定額や対応を比較しながら、自分に合う会社を見極めていくサービスだと考えておくとよさそうです。

実際に使ってみた感想

相続した実家を前にして、「古い家だから売れないかもしれない」「どこに相談したらいいのかわからない」「営業電話が多かったら面倒だな」と思っていました。

でも実際に利用してみると、短時間で申し込みができ、AI査定や複数社の査定書を通じて、おおよその相場感を知ることができました。

査定額はあくまで目安であり、実際の売却価格とは異なる可能性があります。

それでも、何もわからない状態から一歩前に進めたという意味では、利用してよかったと思います。

次は、査定額だけでなく対応の印象も踏まえて、良さそうだと感じた不動産会社に訪問査定をお願いし、もう少し具体的に売却を考えてみようと思います。

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